Unityにリアルな雰囲気を！「Better Fog」でゲーム空間を彩る

20.12.202529.12.2025

「Better Fog」は、Unityのゲーム開発で、ゲーム空間にリアルで雰囲気のある霧（フォグ）を簡単に追加できるアセットです。これ一つで、様々な表現が可能になります。

詳細はこちら：Better Fog: Height Fog | Light Scattering & More

Better Fogとは

「Better Fog」は、ポストプロセスエフェクトとして機能し、ゲームの見た目を大きく向上させることができます。
リアルな風景から、独特のスタイリッシュな表現まで、幅広い演出に対応します。
ボリュームフォグのような処理ではないため、パフォーマンスにも優れています。

多彩な機能で表現の幅を広げる

* ライトスキャッタリング (Light Scattering): 霧の中で光がどのように広がるかをリアルに再現し、より臨場感のある表現を可能にします。
* グラデーションフォグカラー (Gradient Fog Colors): 霧の色をグラデーションで設定でき、夕焼けや朝焼けのような美しい空の色合いをフォグで表現したり、独自のユニークな世界観を演出したりできます。
* スカイボックスフォグインテグレーション (Skybox Fog Integration): 使用しているスカイボックスとフォグの色合いを自然に馴染ませ、違和感のない景観を作り出します。
* 距離ベースフォグ (Distance-Based Fog): カメラからの距離に応じてフォグの濃さを調整でき、遠景の奥行き感を強調します。
* 高さフォグ (Height Fog): 地面から空に向かって霧が濃くなる、いわゆる「大気」のような表現を簡単に実装できます。
* ボリュームブレンディング (Volume Blending): ポストプロセスボリューム機能と連携し、複数のフォグ設定をスムーズに切り替えたり、組み合わせたりできます。
* 透過オブジェクト & パーティクルサポート (Transparency & Particle Support): 透明なオブジェクトやパーティクルエフェクトとも自然に馴染むため、エフェクトの干渉を心配する必要がありません。
* ワールドフォグ (World Fog): 指定した平面や球体を中心に、カスタムシェーダーでフォグを配置できます。
* カスタムフォグパーティクル (Custom Fog with Particles): プロシージャルなパーティクルを使って、動きのあるフォグエフェクトを作成できます。
* フォグエネルギーロス (Fog Energy Loss): 光が霧を通過する際にエネルギーを失う効果を模倣し、よりリアリティのある表現を追求できます。
* シンプルな導入 (Simple Integration): プロジェクトへの追加が非常に簡単で、すぐに効果を適用できます。
* 柔軟なカスタマイズ (Versatile Customization): 各機能を細かく調整でき、キーワードによるパフォーマンス最適化も可能です。

互換性と注意点

「Better Fog」は、URP (Universal Render Pipeline) と Built-in (標準レンダラー) の両方に対応しており、Unity 2021.3 以降のバージョンで利用できます。
Unity 6.0、6.1、6.2 もサポートしています。
ただし、Directional Light Scattering のみサポートしており、非ボリューム型であること、MSAA や WebGL、VR 環境での一部機能には制限がある点に注意が必要です。